人に依存しない審査業務へ──改善が回り続けるアフィリエイト審査の仕組み化事例
属人化しがちなアフィリエイト審査業務を、「誰でも同じ品質で回せる状態」に再設計。
標準化・自動化・データ活用により、審査時間を62%削減し、現場だけで改善が回り続ける運用体制を構築。
企業概要
業種:大手インターネットサービス(アフィリエイト事業)
企業規模:非公開(大手企業)
支援内容:BPR/業務設計/自動化/運用(BPO)/KPI設計/データ基盤構築
背景・課題
アフィリエイト審査業務において、担当者ごとに判断基準が異なり、審査品質にばらつきが発生していました。
また、目視による手動チェックが中心だったため、1件あたりの処理に時間がかかり、見逃しや誤判定といったリスクも抱えていました。
さらに、審査データはExcelで分散管理されており、過去の審査結果を確認するにも手間がかかる状態でした。
業務状況の把握や分析もできず、改善が属人的になっていました。
改善イメージ(Before / After)
- 審査基準が担当者依存
- 目視中心で非効率
- 付随業務が手作業
- データが分散
- 改善が属人化
- 審査基準の標準化
- 自動検知+人判断
- 業務の自動化
- データ一元管理
- 改善サイクル確立
施策(何をやったか)

Phase1|業務の標準化・構造整理
アフィリエイト審査業務全体を棚卸しし、判断基準・チェック観点・作業手順を整理・明文化。
担当者ごとの差異を排除し、「誰が見ても同じ判断ができる」業務構造へと再設計することで、属人化を前提としない改善の土台を構築。
Phase2|運用しながらの安定化・自動化
整理した業務ルールをもとに、運用開始。
BPR担当および開発担当も実務に入り込み、現場のSV・オペレーターとともに日々の審査業務を実行。
- 実運用を通じた業務フロー・判断ポイントの再確認
- 現場で発生するボトルネックの即時洗い出し
- 改善内容の反映と効果検証
を繰り返しながら、
人の判断を支援する仕組みとして、VBAによるサイトクロール・リスク要素の自動検知を段階的に導入。
審査前に判断材料を揃えることで、後続の「自動検知+人判断」を前提とした運用設計の土台を構築。
Phase3|品質を担保する仕組み化
自動検知と人の最終判断を組み合わせた「ハイブリッド運用」へ移行し、審査用シート作成・納品・通知などの付随業務も自動化。
業務ルール・判断基準・運用設計が定着した段階で、BPR担当・開発担当は役割を終え、体制から段階的に離脱。
業務全体を通して品質と効率が安定する状態を実現。
Phase4|管理・改善の一元化
kintoneで審査データを一元管理し、DOMOでKPI・業務状況を可視化。
データ管理・可視化・改善指標が整ったことで、現場だけで業務改善が完結する運用体制を実現。
SV・OPがKPIを確認しながら改善を回すことで、継続的に品質・効率を高めていける状態に転換。
成果
- 誤審査94%削減
- 審査時間62%削減(4分→1.5分)
- 月間工数59時間削減
- 年間約540万円削減
- 判断ばらつき解消
- 見逃しリスク低減
- 業務効率と安定性向上
- 改善サイクル確立
- 自走型運用実現
まとめ
属人化していた業務を仕組み化し、効率化と品質向上を同時に実現し、業務全体の自動化とデータの一元化・可視化により、改善が継続的に回る運用基盤を構築しました。
設計・開発・運用を分断せず一体で推進することで、最終的に現場主導で回る自走型の業務モデルを実現しています。
「改善が継続的に回り続ける仕組み」まで構築した点が、本取り組みの最大の成果です。
同様の課題をお持ちの方へ
本事例のように、
- 「判断基準が属人化している」
- 「目視・手作業が中心で効率化できていない」
- 「データはあるのに改善に活かせていない」
こうした状態は、多くの業務で共通して発生しています。
特に、業務量が増えるほど“人に依存した運用”は限界を迎え、改善も一度きりで止まりやすくなります。
SynXでは、今回の事例のように業務の標準化・自動化・データ基盤構築を通じて、
「現場で改善が回り続ける業務構造」への転換を支援しています。
まずは現状の業務構造を整理するところからでも問題ありません。
どこにボトルネックがあるのかを把握するだけでも、改善の方向性は明確になります。
ぜひお気軽にご相談ください。