検証から上流設計へ。一人で現場を担う、入社4年目のネットワークエンジニア

インフラサービス部 R.S
入社4年目で現場を任されるネットワークエンジニア。

情報系の学科を卒業後、2023年に新卒入社。
3ヵ月の新人研修を経て、同年7月から大手モバイルキャリアの研究開発拠点に常駐。
ネットワーク検証からキャリアをスタートし、現在は要件整理・基本設計・詳細設計といった上流工程までを一貫して担当。
入社4年目の今は、現場のチームを率いている。

情報系の学科を卒業して、2023年4月に新卒で入社しました。最初の3ヶ月は新人研修で、7月から今の現場に配属されています。大手モバイルキャリアの研究開発拠点で、ネットワークの設計と検証を担当しています。
配属から一度も現場は変わっていませんが、任される範囲は大きく変わりました。2023年の頃はネットワークの検証がメインでしたが、今は要件を整理するところから、基本設計、詳細設計まで、上流から一通り全部やっています。
これはめちゃくちゃ正直に言うと、当時は本当にやりたいことがなくて(笑)。
完全週休二日制と土日休み、その2つだけに絞って片っ端から応募していました。
そのなかで一番最初に内定をいただけたことと、当時の採用担当の方が、他社と比べて一番人当たりが良かったこと。決め手は本当にそれだけです。
今も土日はしっかり休めているので、その点は当時の希望どおりですね。
そもそも期待値を高く持っていなかったので、ギャップというものはあまり感じませんでした。完全週休二日で土日も休めていますし、聞いていた条件どおりです。
ギャップというより、入ってみて良かったと感じているのは、4年目の今、要件整理や基本設計といった上流から関わらせてもらえていることです。
あとはこの現場特有の話ですが、研究施設なので自由に使える機器がたくさんあって、ネットワークの検証を思う存分やれる。この環境に配属していただけたのは、すごく良かったなと思っています。
良くも悪くも、という感じですね。先輩がいなくなって今は一人で常駐しているので、全部自分で考えて、お客様と直接相談しながら決めなければいけません。一緒に動いているパートナー企業のメンバーの管理も自分でやっています。
4年目でこれは、正直かなり責任があるなと感じます。ただ裏を返せば、それだけ任せていただけているということですし、お客様からも信頼をいただけていると思っているので、そこは前向きに捉えています。
一番は技術です。ここはお客様自身が非常に技術のある方々なので、技術がないとそもそも相手にしてもらえない場所なんです。逆に言えば、技術があって、お客様のネットワークをきちんと熟知していれば、とてもオープンに会話してくれる。コミュニケーション力というより、技術が一番重要な現場だと思っています。
技術の身につけ方についても、誰かに手取り足取り教えてもらったという感覚はあまりなくて。幸い現場にはネットワーク機器がたくさんあるので、自分で試してみて「こうなるんだ」と確かめながら勉強してきました。当時いた先輩がとてもストイックな方で、「分かるまで自分でやりな」というスタンスだったんです。その影響は大きいと思います。
本当に新卒の時点から、設計と検証という比較的上流の現場に配属していただけたことに尽きると思います。新人のうちからその領域に関われる機会は、そう多くはないはずなので。今のところ、別の案件に移りたいという気持ちは特にありません。
かなり技術的な話になってしまうのですが、インターネットそのものを作る側、いわゆるISP(インターネットサービスプロバイダー)の領域をやってみたいです。
あとは、VPNの接続を設計することはよくあるのですが、その拠点と拠点の“間”にある広域網のような、もっと大規模なネットワークですね。ユーザーの通信が1秒止まっただけで行政に報告しなければならないような、高い可用性が求められる世界。そういう大規模なネットワークに携わりたいと思っています。
就職活動の頃はやりたいことがなかった自分が、と思われるかもしれませんが、「どんな業種に就いたとしても、そこで頑張らないとやっていけない」とは当時から思っていたんです。たまたま選んだのがネットワークエンジニアだったというだけで、入ったからには上を目指したいという気持ちは、そこから一貫しています。

CiscoとJuniper、この2メーカーのネットワーク機器を使った設計と検証が基本です。
最近ではクラウドとの接続も増えていて、AWS Direct Connectを扱っています。インフラ系だとインターネット経由で接続するケースが多いのですが、AWSに直接線を引いて繋ぐ構成ですね。上流のお客様と一緒に要件を整理し、設計して、検証するところまでを担当しています。
今は私を含めて3名のチームです。ただ、3人で1つの案件を進めるのではなく、「1人1案件」というのが、もともと先輩から受け継いだこの現場のスタンスです。そのほうが3人分の力になりますから。
私自身は今、4案件ほど並行して持っています。
簡単に説明すると、ネットワーク機器が古くなってきたので交換する、というリプレース案件がひとつ。あとは、オンプレミスで動いているシステムをAWSに移行したいというご要望に対して、そのネットワーク基盤を新しく設計する案件ですね。
在宅勤務もできる環境ですが、私は出社したほうが仕事をしやすいので、基本的に出社しています。ネットワークは物理作業も発生するので、そこも理由のひとつですね。
案件が重なっている時期は夜まで作業することもありますが、土日はしっかり休んでいます。
お客様からは「これをいつまでに」という期日だけが提示されて、そこまでにやり切れば進め方は基本的に任されています。そこは信頼していただけているので、細かく管理されることはありません。裁量が大きいぶん、自分で組み立てる力は必要だと思います。
研究施設という場所柄、「なぜこういう設計にしたのか」「なぜこの観点で確認しているのか」がとてもよく見られます。なので、一日中ずっと技術の話をしているような感覚ですね。
お客様とはかなり親しくさせていただいていて、飲み会に行くこともあります。基本設計を自分で作って、それをお客様にレビューいただく、というやりとりを直接しているので、関係性はとても良いと思います。他社から参画されている方々についても、私がこの現場では比較的長いので、うまく連携できているかなと。人間関係で困っていることは特にありません。
SESというと、お客様から指示された作業をこなすイメージを持たれる方もいるかもしれません。でも私のいる現場は、何をやるかを自分で考えないといけない場所です。
「こういう設計書が必要だな」と思ったら自分で作りますし、お客様の上層部の方に設計を説明する機会もあります。そこで難しいネットワークの専門用語をそのまま書いても全然伝わらないので、「この流れなら伝わるはずだ」と考えながら資料を作る必要がある。自分で考えて動ける方は、すごく向いていると思います。
私の現場に限った話になりますが、ここのネットワークはどちらかというと「広く浅く」ではなく「深く狭く」です。ネットワークをもっと専門的に、深くやりたいという方にはとても合う環境だと思います。
もうひとつ挙げるとすれば、モバイルキャリアの現場なので、一般的なネットワークでは出てこない携帯通信ならではの話も出てきます。そういう普通ではないネットワークに触れてみたい方、そして規模の大きなネットワークに携わりたいという向上心のある方なら、楽しくやっていけるのではないかなと思います。